7勝1敗…ダルにめっぽう強いア軍ナインが明かした攻略法
「打てない球に手を出してアウトになるのを避ける」というのは通算19打数7安打の打率3割6分8厘、2本塁打とダルを得意にしているジョン・ジェイソ捕手だ。
「彼のようないい投手は早くマウンドから降ろすに限るから、球数を多く投げさせる。チェンジアップやカーブなど、彼が振らせようと意図して投げる球を僕たちは振らないよ」
確かにダルはアスレチックス戦で異常に球数を費やしている。今季の2試合だけでも計9回3分の1で199球を投じた。1イニング当たり約22球もつぎ込んでいる計算だ。
対戦打率3割8厘でクセ者として知られるエリック・ソガード二塁手は「彼の穴を見つけるようにしているんだ。初球にストライクのいい球が来る時もあるから、その時は打っていくよ」とニヤリ。
通算4本塁打とカモにしているブランドン・モス外野手は、「何度も対戦して、何をしてくるのか、何を投げてくるのか想像しやすい。彼の失投がどのようにやって来るか分かってきている」と自信たっぷりに話した。
(取材協力=米国在住ライター・高木瑞穂)