スポンサー集めか…協会が代表監督人事をやたらと急ぐ事情
ブラジルW杯1次リーグで惨敗した日本代表は、ザッケローニ監督が辞任した。後任監督人事に注目が集まる中、メディアによると、メキシコ代表を率いて02年、10年W杯でベスト16入りしたハビエル・アギーレ(55)に内定済みともっぱら。
「いつ本決まりになるのか? 実際に指揮を執るのはいつからなのか?」に関心が集まっている。
すると、日本サッカー協会の原技術委員長が注目発言だ。8月20日までに新監督と契約を交わしたいとの意向を明らかにしながら、「契約書にサインすれば、ビザは1~2週間ほどで発給されます」とコメントしたのである。
この「8月20日まで」には大きな意味がある。
日本代表は9月5日に札幌市でキリンチャレンジカップを開催する。その4日後には、横浜市で同カップが行われる。
日本サッカー協会のメーンスポンサーの「冠大会」だ。新監督不在では格好がつかないし、テレビ中継の際のスポンサー集めにもマイナスとなる。キリンチャレンジカップを盛り上げるためには、新生日本代表で指揮を執る“看板”が必要不可欠なのだ。