内川敬遠に奮起 ソフトBの「眠れる4番」李大浩が意地の一発

公開日: 更新日:

「なめるんじゃねえ!」とばかりにバットを放り投げ、咆哮しているのがソフトバンクの李大浩(32)だ。

 2─0の五回、1死二塁の場面で、バッターボックスには勝負強い3番内川。李はネクストバッターズサークルで待機していた。

 すると、西─伊藤のオリックスバッテリーは4番打者の前にもかかわらず、内川を敬遠したのだ。それも無理はない。李は打率こそ・303だが、この日の試合前まで得点圏打率はわずか・236だったからだ。

 しかし、さすがに目の前で敬遠とあっては李も「バカにしやがって」と怒り心頭。しかも相手は昨季までの古巣だ。フルカウントから2球粘り、8球目の外角スライダーをすくい上げると、京セラドームの左翼上段に飛び込む特大3ラン。打球の行方を見届けるや、雄たけびを上げたのだ。打たれた西はマウンド上に崩れ落ち、呆然。

「完璧。意地もあった」と話した李。チャンスに弱い、眠れる4番を起こしてしまったオリックス。CSでは厄介な相手となりそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    八角理事長が明かした3大関のそれぞれの課題とは? 豊昇龍3敗目で今場所の綱とりほぼ絶望的

  2. 2

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係

  3. 3

    元DeNAバウアーやらかし炎上した不謹慎投稿の中身…たびたびの“舌禍”で日米ともにソッポ?

  4. 4

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  5. 5

    ついに不動産バブル終焉か…「住宅ローン」金利上昇で中古マンションの価格下落が始まる

  1. 6

    フジテレビ顧問弁護士・菊間千乃氏に何が?「羽鳥慎一モーニングショー」急きょ出演取りやめの波紋

  2. 7

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  3. 8

    菊間千乃は元女子アナ勝ち組No.1! フジテレビ退社→弁護士→4社で社外取締役の波瀾万丈

  4. 9

    中居正広「引退」で再注目…フジテレビ発アイドルグループ元メンバーが告発した大物芸能人から《性被害》の投稿の真偽

  5. 10

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も