松山英樹またも1打差惜敗 「勝負のバック9」でなぜ“失速”

公開日: 更新日:

 ところが、続く14番パー4に落とし穴が待っていた。1打目はフェアウエーをキープし、残り166ヤードの2打目は大きくオーバーしてピン奥12メートルにオン。ファーストパットは2メートルもショートして、肝心のパーパットも力なくカップ左にそれた。

 この時点で14アンダーにマスターズ2勝を含む米ツアー7勝の最強レフティー、B・ワトソン、米ツアー3勝のR・パーマーに、手堅いプレーを続けるレアードの4人とダンゴ状態に突入した。

 米ツアーはサンデーバック9が勝負になる。勢いを止めずに、どれだけ貪欲にバーディーを積み重ねるかが勝敗の分かれ目となる。勝負どころのインでボギーをたたいているようでは、ハイレベルなゴルフが繰り広げられる舞台では勝てない。

■昨年大会と同じ過ちを繰り返す

 実際、松山と同じ3打差2位タイ発進から66(アウト33、イン33)で回って、いつのまにか混戦を抜け出てツアー初優勝のB・ケプカは1度もボギーをたたいていない。その差が大きかった。田原紘プロがこう指摘する。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…