全米OPで松山英樹に注がれる「ルールとマナー」の厳しい目
数々の「前科」
松山英樹(22)は2週前のメモリアル・トーナメントで米ツアー初優勝。12日に開幕する全米オープン(ノースカロライナ州パインハースト・ナンバー2)では、日本人初のメジャーチャンピオンを目指す。
予選の同組はジョーダン・スピース(20)、リッキー・ファウラー(25)。期待の若手3人によるペアリングは大会前から話題を呼んでいるが、松山は別の意味で主催者(USGA=全米ゴルフ協会)から「注目」されている。
USGAはR&A(ロイヤル・アンド・エンシェント・ゴルフクラブ・オブ・セントアンドルーズ)とともにゴルフルールを統括する団体だ。今大会は全52組に競技委員が同行。それだけルールやマナーにうるさい。
■競技委員とも戦うことに
松山は昨年の全英オープン(R&A主催)では、スロープレーでペナルティーを科され、その後もグリーンをパターで傷つけたり、グリーン上でボールを正確にリプレースしなかったりと、米国でも“いわくつき”のプロとしてマークされている。