後任探し焦るサッカー協会 大事なのは強化よりスポンサー
アギーレが解任されると日本サッカー協会では「再び八百長でクビなんて事態になったら恥の上塗り。次期監督は6月に始まるロシアW杯2次予選に間に合えばいい。じっくり選ぶべき」という声が湧き起こった。
ところが、日本サッカー協会の大仁邦弥会長(70)は「3月下旬の親善試合に間に合わせるために『これでいい』とはしたくない。ただ、ビザが間に合わなくても、親善試合までには(後任決定を)間に合わせたい」とコメントした。これは、取得に約2週間かかるビザの関係でベンチに入れずとも、何とかスタンドから日本戦を観戦してもらいたいという意思表明でもある。
日本代表は、3月27日に大分でチュニジアと対戦。大会名は「KIRINチャレンジカップ2015」だ。特別協賛は、日本代表公式スポンサーのキリンビールとキリンビバレッジ。4日後の31日には、東京でウズベキスタン戦が行われる。こちらは「JALチャレンジカップ2015」。日本航空が初めて特別協賛に付いた。
「サッカー協会は、冠スポンサー2社のために何とか新監督に指揮を執ってもらいたいと考えている」とサッカージャーナリストがこう続ける。