「あと10年現役」の声も なでしこ澤を支える驚異の“予知能力”

公開日: 更新日:

 6歳の時に地元(東京都府中市)で少年サッカークラブに入り、男子に交じってサッカーボールを蹴り始めた。チームメートの男子には負けたくない。1対1で負けたくない。シュートを決めたい。試合には絶対に負けたくない――。生来の負けず嫌いに火が付いた。

「自らの【女子サッカーの伝道師】という立ち位置を自覚しており、率先して練習に励む、絶対に弱音は吐かない、試合が終わるまで勝負を諦めない――という澤のスタイルが、強靭なメンタルの醸成にも役立った。女子サッカー普及のために最大限の努力を惜しまないという姿勢も、澤のタフな精神力のベースになっている。ドイツW杯後、大手飲料メーカーからスポンサー契約の話が舞い込んできた。何千万単位の契約金に驚きつつも、澤は『契約金の一部を女子サッカーのために使って欲しい』と直訴。担当者を『契約金を削って下さいと言ってきたアスリートは初めて』と驚かせた」(マスコミ関係者)

■W杯は最後も「女カズ」になれる

 そんな澤も、ドイツW杯後のなでしこフィーバーに面食らい、取材攻勢に疲れ果てて「街を気楽に出歩けなくなった。こんな生活はもうイヤ」と愚痴ったこともある。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕がプロ野球歴代3位「年間147打点」を叩き出した舞台裏…満塁打率6割、走者なしだと.225

  2. 2

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  3. 3

    “玉の輿”大江麻理子アナに嫉妬の嵐「バラエティーに専念を」

  4. 4

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  5. 5

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 8

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 9

    大江麻理子アナはテレ東辞めても経済的にはへっちゃら?「夫婦で資産100億円」の超セレブ生活

  5. 10

    裏金のキーマンに「出てくるな」と旧安倍派幹部が“脅し鬼電”…参考人招致ドタキャンに自民内部からも異論噴出