W杯最長身の山根恵里奈 “弱点克服”でなでしこ正GK奪取へ
成長させるには絶好の舞台だ。
サッカー女子W杯1次リーグC組の日本代表は12日(日本時間13日)、第2戦でカメルーンと対戦する。日本が勝ち、スイスがエクアドルを破れば日本の1次リーグ突破が決まる。
そのカメルーン戦のゴールは誰が守るのか?初戦のスイス戦は山根恵里奈(24)がW杯無失点デビューを果たしたが、佐々木監督は対戦相手に応じて、山根、海堀(28)、福元(31)の3人を使い分けるというが、現地では「長身の山根が守護神になれば大きな戦力になる。このまま使い続けて育てるべき」との声が少なくない。
身長187センチの山根は、出場24カ国の全選手の中で最高タイ。男子代表の川島より2センチ高く、日本選手には珍しい超大型GKだ。中2で将来のGK養成を目指す「スーパー少女プロジェクト」のメンバーに選ばれた。引っ込み思案でおとなしい性格から、積極的に飛び出してのセーブやキャッチが大の苦手。DFに対しても大声で指示することができなかった。
「背が高く、CKなどを飛び出してキャッチする際、両手を高く伸ばせば楽々捕れるボールにもジャンプしてキャッチしようとするからファンブルする。そんなミスを繰り返してきた。初戦のスイス戦後半にも一度ファンブルして、周囲をビビらせた」(現地で取材の記者)