荒天に翻弄され失速…全英18位の松山に「忍耐強さを」の声
【全英オープン】(英国・セントアンドルーズ・オールドC・7297ヤード=パー72)
ザック・ジョンソン(39)がプレーオフの末に2007年マスターズに引き続いてメジャー2勝目を挙げた今大会。ギャラリーの声援が大きく、試合を盛り上げたのはメジャー3連勝の期待がかかったジョーダン・スピース(21)のほうだった。
前半は6番までに3バーディーを奪い通算14アンダー。トップを走るZ・ジョンソンに1打差2位まで詰め寄った。
しかし、8番パー3で痛恨のダブルボギー。ピン右20メートルからのバーディーパットは、インパクトが強すぎてカップを大きくオーバーするとグリーンからこぼれ落ちてしまう。
3打目はパターでピンそば1メートルに寄せるも、ボギーパットを引っ掛けてしまった。
そのまま終わらないのが世界ランク2位につけるスピースの底力だ。9番、10番の連続バーディーで直前のダボは帳消し。16番ではピン右15メートルからカップに放り込み、雄たけびとともにガッツポーズが出た。通算15アンダーで先にホールアウトしたZ・ジョンソンと、1組前でプレーするM・リーシュマンをとらえて首位に並んだからだ。