半年居座るFIFAブラッター会長 “偽札シャワー”は自業自得

公開日: 更新日:

 これはもう、汚職問題で揺れる国際サッカー連盟(FIFA)を象徴する事件以外の何物でもない。

 FIFAが20日、スイスのチューリヒで臨時理事会を開き、ブラッター会長の後任を決める選挙を来年の2月26日に実施すると発表。ブラッター会長が記者会見に臨む直前、会場にいた男性が同会長に向けて大量の偽札を投げつけたのだ。

 ブラッター会長は取り乱し、一時、席を立つひと幕もあったが、自業自得ではないか。

 同会長の腹心が汚職にかかわっていたのは周知の事実。本来ならすぐにでも責任を取ってしかるべきなのに、いったんは辞任を表明しながら辞意を撤回。自ら組織を改革していくつもりらしいから、盗人たけだけしいというか、厚かましいにもほどがある。早急に体制を刷新する必要があるという理事会内の声も無視、選挙が予定されていた期間では最も遅い時期まで現体制のまま居座ることになった。

 前日にはブラッター会長が各大陸連盟の会長と会談、意見を調整したといわれるものの、反対勢力の声は黙殺したとしか思えない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭