ブラッター5選に激怒 “W杯ボイコット”言い出すUEFAの思惑
そんなことできるのか。
国際サッカー連盟(FIFA)の会長選は、フセイン王子(39=ヨルダン)が2回目の投票前に棄権し、現職のブラッター会長(79=スイス)が5選を果たした。
だが、FIFAが本部を置くスイスなど各国の捜査当局は、W杯18年ロシア大会、22年カタール大会の招致疑惑について捜査をすでに開始している。ブラッター会長は、南アフリカで開催された10年W杯に絡み、元副会長と共謀して1000万ドル(約12億円)を受け取った疑惑もある。31日付の英紙サンデー・タイムズは今回の汚職事件で、スイス検察当局がブラッター会長を聴取する方針と報じた。
現体制に反発し、改革を求める欧州サッカー連盟(UEFA)は、FIFAからの離脱やW杯をボイコットする可能性も示唆。UEFAのプラティニ会長は「FIFAからの脱退はしたくないが、我々は民主的に決める。あらゆる方策がある」と強気だ。6月6日に行われる欧州連盟の会合(ベルリン)で、FIFA脱退やW杯ボイコットを決めるのか?
スポーツライターの平野史氏がいう。