失点1も援護なく10敗目 エース菅野を救えない巨人重症貧打
まったくもって、ついていない。巨人の菅野智之(25)が15日の広島戦に先発。7回2安打1失点(自責0)の好投も、二回に坂本の失策で失点し、今季10敗目(9勝)を喫した。
この日は中10日と休養十分な中でのマウンド。菅野は「良かったけど、負けたのは悔しい。1点が重い試合になることは分かっていた中で、全体的には自分の投球はできたと思う。四球絡みで先制点を与えてしまったことが悔やまれる」とコメント。前日は「これからフル回転するでしょう。3年目の坊やに任せるのは荷が重いかもしれないけど、やらなきゃいかんね」と皮肉タップリに話していた原監督も「今日は非常にいい投球だった。リズムも良かった」と責めることはなかった。
防御率1.94はリーグ2位にもかかわらず、なぜか借金1。先発投手に「貯金」を求める原監督の歯がゆい思いが「3年目の坊や」という言葉に表れている。
そうはいっても、打線が打ってくれないのだから仕方がない。今季は8回1失点、7回4失点ながら自責2、9回3失点の試合でいずれも敗戦投手に。7回以上を投げて黒星がついたのがこの日を合わせて計4度ある。全て打線の援護がなく、見殺しにされたという内容だ。仮に逆になっていれば、13勝6敗となるから、菅野の方がやりきれない思いだろう。