“鬼門”でまた敗戦 G菅野「神宮で勝てない理由」を川崎氏分析
巨人のエースがまたも「鬼門」でやられた。
昨6日のヤクルト戦に先発した菅野智之(25)。1点リードの六回、デニングにバックスクリーン右へ2ランをブチ込まれて逆転されると、中村に左前打されたところでKO。六回途中4失点で7敗目(8勝)を喫した。
それにしても神宮球場で勝てない。6月28日のヤクルト戦では七回途中、今季ワーストの6失点と炎上。プロ入り後、5試合で0勝3敗と未勝利なのだ。今季の防御率は1.79でリーグトップ。にもかかわらず、神宮だけが6.98と大幅に悪い。神宮を本拠地にするヤクルトの元エース・川崎憲次郎氏(評論家)はこう分析する。
「昨オフに改修されて少し変わったようですが、神宮のマウンドは他より低い。菅野は直球にしても変化球にしても、低めへの制球力が生命線で、長身(185センチ)から打者の膝元へ、角度を使って投げ込む投手。マウンドが低いと角度がつけられず、菅野の持ち味が半減しているように見えます」
この日は直球、スライダー、フォークと持ち球をまんべんなく打たれ、デニングに浴びた痛恨弾は146キロのシュートだった。川崎氏が続ける。