呉昇桓の“代役”に虎狙うマテオ メジャー精通者が見た実力
■「試合を壊しかねない」
技術面はどうなのか。
「今季は27イニングで33奪三振と三振は取れるが、14四死球を与え、5本塁打を献上している。アメリカよりパワーに劣る日本で、直球主体の投球でねじ伏せることができればいいのですが、制球力と安定感に欠け、単調になりがちなところがある。抑えという大役を任せても、メンタル面を含め、大事な場面で痛打を浴びて試合を壊しかねないという不安はあります。日本では打者との駆け引きが要求されますし、塁上の走者が集中力を低下させるためにリードでかき乱したりもする。12年にトミー・ジョン手術を受け、今年も故障で離脱しているのも気になります。呉昇桓と比較しても、過度な期待は禁物でしょう」(前出の鈴村氏)
金本監督は呉昇桓の穴に悩まされる。