6球団1位指名から8年…金銭で中日入りの大場に本音聞いた
――一昨年からの2年間は一軍で1勝もできませんでした。苦労も多かったのでは?
「特にホークス時代の最後の3年間は、毎日苦しかったですよ。ホークスファンはずっと応援してくれて、その期待に応えられず、外を出歩きたくないなと思ったこともあります。僕のことを全員が知っているわけじゃないんですけど、見られている気がするというか、人と関わりたくないなという時期もありました。でも、今振り返ると、僕は正直、他の選手よりもチャンスはあったと思うんですよ。プロ野球選手になりたいと思ってプロ入りして、野球選手でいられることが当たり前じゃないと思えた。苦しい中でも1日、1日練習をやって、やっぱり野球がやりたかった。そう思えたから、9年目の今年があると思っています」
■「目標は一軍でフル回転」
――ホークスを出る時は感慨深いものもあったのではないですか?
「やっぱり、離れる時は悲しかったです。あまり僕は寂しいとか悲しいとか思わないタチなんですけど、人生で1番、2番くらいのレベルで寂しかったですね」