「見違える選手」 独で大活躍の香川にマンU周辺“恨み節”
いつものように好調だった。あくまで“ドイツでは”の注釈が付くが……。独ブンデスリーガの強豪ドルトムントでプレーする日本代表MF香川真司(27)のことだ。
23日のシュツットガルト戦に先発した香川は前半21分、左サイドからの折り返しに合わせて右足シュート。チームの3-0勝利に貢献し、独メディアから「とても創造性のあるプレーを見せた」と大絶賛された。
12年から2年間プレーしていた英プレミアの名門マンチェスター・ユナイテッドの地元では、すこしばかり“風変わり”な形で評価されている。
英メディアが、マンUを戦力外として放出されながら、移籍先で好パフォーマンスを連発、
「今みたいな輝きを放って欲しかった」選手としてセリエA・ユベントスのMFポグバ(仏代表)、独レバークーゼンのFWエルナンデス(メキシコ代表)、仏パリSGのFWディ・マリア(アルゼンチン代表)の世界トップクラスの3選手と同列に扱いながら「彼は見違えるような選手になった」と絶賛しているのだ。
この英メディア報道に「同感!」と言いたいのが、日本代表関係者だろう。10年7月にドルトムントに移籍した香川は10―11年、11―12年シーズンのリーガ優勝の立役者になっても、マンUを経て14年8月に古巣に出戻って活躍しても、日本代表の試合になるとピリッとしないことが多いからだ。ドイツの半分でもいいから……。日本代表関係者のホンネだろう。