「技術だけで押し切ろうする」 大久保嘉人が若手FWに苦言
16年Jリーグ開幕戦を広島で迎えた川崎フロンターレのFW大久保嘉人(33)は、シュート4本の無得点に終わった。それでも、地元に湘南を迎えた第2節で今季初ゴールを決め、ここまで10試合6ゴール。序盤としては順調な滑り出しといえる。もっとも大久保は今、どんなにゴールを量産しようが、満ち足りない気分を拭い去れないだろう。「日本代表に復帰したい!」という野心を強く抱いているからだ。
――昨年末に日本代表FWの岡崎慎司選手(30)について聞いた際に「オカは足も遅いし、背も小さい。でも試合中に『どうやったら点が取れるのか』をいつも考えている。若いFWは準備ができていない気がするし、テクニックだけで押し切ろうとする。それではダメなんだ」と教えてくれました。
「(英プレミアリーグ)レスターの試合は見てますよ。何といっても英プレミアリーグで優勝争いをリードし、優勝を成し遂げたチームの主力のひとりとして後世に名前を残せるわけだし、凄いとしか言いようがないね」
――大久保選手もスペインやドイツでプレーし、ドイツではブンデスリーガ優勝も経験しています。それだけにレスターの偉業については、感慨深い部分もあると思います。