J最多G大久保嘉人が見た“点取り屋”のライバルたち
Jリーグ史上初となる「3シーズン連続得点王」(13~15年)の金字塔を打ち立てた川崎フロンターレFW大久保嘉人(33)。今シーズンも6ゴールを決め、得点ランク3位タイの好位置をキープする(1位は広島FWウタカ、名古屋FWシモビッチの7ゴール)。
前人未到の4シーズン連続得点王を視野に入れ、アグレッシブにプレーしているが、持ち味の“飽くなき闘争心”が、4月29日のG大 阪戦(第9節)で思わぬ形となって炸裂した。試合中に大久保のヒジがG大阪FW宇佐美貴史(24)のアゴに当たって流血。激高して詰め寄る宇佐美に向かって「点を取ってから言え!代表だろ!」と大久保が言い放った──と一部スポーツで報じられたのである。
細かい ニュアンスは定かではないが、大久保自身は「もっと点が取れる選手」と宇佐美を高く評価する。この発言は、彼ならではの若手FWへの叱咤激励ではなかったか? 点取り屋に必要な心構えなどを聞いた。
――W杯最終予選でハリルホジッチ日本代表がつまずいた場合、ここは「大久保に助けてもらおう」という話になりがち。過去の代表も、緊急事態になるとベテランに頼ることが多かったと思います。