リオ五輪サッカー代表 FC東京橋本落選に六川亨氏が疑問符
リオ五輪本大会メンバー18人が発表された(1日)。
「基本的にリオ五輪アジア最終予選を戦ったメンバーから選出された。すでに発表されていたオーバーエージ3人枠(DF塩谷=広島、DF藤春=G大阪、FW興梠=浦和)に加えてFW南野(ザルツブルク=オーストリア)、FW久保(ヤングボーイズ=スイス)の欧州組2人も順当に入りましたね」(サッカージャーナリスト・六川亨氏)
手倉森監督は、本大会での目標を聞かれて「あと6回(五輪本大会で)勝てば金メダル。一番上を目指さないとメダルは取れない」と“最低でも銅メダル”宣言だ。
しかし、5月21日に左膝の靱帯を損傷して全治6週間と診断され、リオ五輪絶望といわれていたDF岩波(神戸)がサプライズ招集されたように五輪世代(23歳以下)のタレント不足は明らか。
しかも選考自体に首をかしげる専門家も多い。
前出の六川氏が「たとえばFC東京所属のMF橋本です。彼はフィジカルが強く、1対1の対応にも強さを見せ、スピード勝負でも戦力として十分に計算できる。リオ五輪では、形勢不利の試合が予想される。今季、チームのレギュラー格として数字を残しながら、どうして橋本がメンバーから外れたのか、疑問が残ります」と指摘する。