トゥーロン国際1勝3敗…手倉森U-23に収穫はあったのか
仏トゥーロン国際大会に出場している日本五輪代表(23歳以下)が、1次リーグ4戦目でイングランド23歳以下代表と対戦(日本時間28日午前0時15分キックオフ)。0―1で敗れ、通算成績1勝3敗、1次リーグB組4位で大会を終えた。
前半15分に左SB三丸(22=鳥栖)がPKを献上し、先制された。その後、日本は何度も決定機を迎えたが、同33分のFW南野(21=ザルツブルク)の至近距離からのシュートはクロスバーを越え、後半12分のFW野津田(21=新潟)の左足ボレーシュートはクロスバーを直撃。日本は大会を通して「ミスから失点する」「決定力不足」という習い性をアピールしてしまった格好だ。それでは収穫はあったのか?
「DF陣の戦線離脱が相次いだこともあり、大会4試合にフル出場したCB植田(21=鹿島)にDFリーダーとしての自覚が生まれた。《ピッチ内外で消極性が見え隠れする》タイプだったが、メンタル面を含めてひと皮むけた印象がある。攻撃陣では4月に代表初招集されたFW富樫(22=横浜M)、所属の千葉よりも高パフォーマンスを披露したFWオナイウ(20)の頑張りを評価したい」(元サッカーダイジェスト誌編集長・六川亨氏)
もちろん収穫よりも課題の方が多く、手倉森ジャパンの行く先には、険しい山と深い谷が待ち構えている。より一層、奮起しないと、リオ五輪本大会ではトゥーロンの二の舞いを演じるだけだ。