開幕戦ドタキャンで大迷惑 ウッズのイメージはさらに悪化
タイガー・ウッズが出場予定だった先週の2016-17年シーズン開幕戦、セーフウェイオープンをドタキャンしたことに、「自分勝手なパフォーマンスではないか?」と米ゴルフ界では批判が高まっている。
ウッズにとって最大スポンサーのナイキが、ゴルフクラブやボールのビジネスから撤退し、今後のスポンサー契約がどうなるのか分からない不透明な状況だ。だから開幕戦では、ウッズがどのメーカーのクラブやボールを使うのかにも関心が集まった。
「試合に出て活躍しない限り、ファンにも忘れられて、ウッズの商品価値は下がり続けるばかり。スポンサー契約金にも響く。だから、いつまでも試合を休んでばかりいられない。話題作りもあって、開幕戦に出ると公言して、実際にエントリーした。ところが、いざ練習を開始してみたら、まともにプレーできる状態ではなかった。そこで、エントリー3日後の、試合開催週の月曜日になって突然キャンセルしたんです」(ゴルフライター・吉川英三郎氏)
■ファンを裏切る行為
キャンセルで困ったのが大会関係者だ。ウッズが久々にツアーに出場するとあって、予選ラウンド入場券は前年の2倍、土日の決勝ラウンドは3倍近くも売れた。それだけでなく会場近くのホテルは、観戦のための予約でどこもいっぱいだった。