侍Jに暗雲 大谷は投手断念どころか出場辞退、最悪手術も
「投げる方は難しいという判断です。100%のコンディションじゃなければ、行けない場所ですから。残念です。(これからは)少しでも良くなるようにやっていかないと」
日本ハムの大谷翔平(22)が、3月のWBCに投手としては出場しないことになった。1月31日(日本時間2月1日)、本人がキャンプの行われる米アリゾナで明らかにした。今後は野手としての出場を目指すが、状態が上がらない場合は出場辞退もあり得る。
理由は右足首故障による調整遅れだ。日刊ゲンダイは1月21日付で「大谷 右足首不安の波紋」と、調整遅れは日本シリーズで痛めた右足首が原因と指摘。その後に露見した両脚の張りはおそらく、患部をかばったがゆえだろう。
右足首を痛めたのは昨年の日本シリーズ第5戦の三回。二ゴロで一塁ベースを駆け抜けた際に痛みが生じたという。シリーズ後も休むどころか、11月のWBC日本代表の強化試合にはメキシコ、オランダとの4試合すべてに打者として出場していた。
大谷の右足首には捻挫グセがある。高校時代には何度も捻り、プロ1年目の13年にも右足首を痛めて二軍落ちを経験している。もともと弱い部分が、さらなる酷使によって悪化したようなのだ。