メジャー不参加の侍J投手陣はダルが“心のよりどころ”
日本人メジャー投手のWBC不参加が決まった侍ジャパン。過去3大会で出場経験がある投手は牧田(32=西武)のみ。投手陣の国際大会の経験不足に対し、メディアでは早くも懸念の声が出始めている。
大谷(22=日本ハム)との2枚看板として期待される菅野(27=巨人)が新球のチェンジアップ習得に励むなど、個々のメンバーが大会に向けて調整ペースを早める中、投手陣の頼みの綱になりそうなのが、09年大会で日本代表の世界一に貢献したダルビッシュ(30=レンジャーズ)だという。
ダルは15年3月にトミー・ジョン手術を受けたことなどを考慮し、代表入りを辞退したが、このオフは都内のトレーニング施設を拠点に、大谷や則本(26=楽天)、藤浪(22=阪神)、坂本(28=巨人)、中田(27=日本ハム)といった侍メンバーとともに汗を流した。
ウエートを中心としたトレーニング方法だけでなく、サプリメントについては飲むタイミングや順番を含めて事細かにアドバイス。大谷にはWBC公式球について、「特に気にしないことが一番いい」と話したという。