今季も日本席巻か 韓国女子「勝負強さ」の根底にあるもの
「儒教の国ですから、試合会場で韓国人同士が顔を合わせれば先輩、後輩の上下関係は大事にします。でも、いざコースに出たら手を抜かずとことんやっつける。弾劾裁判で失職した朴槿恵大統領を徹底的に叩くのと同じメンタリティーなのです。サバイバル本能が日本人選手より高いのは確かです。それに人気日本選手はオフになればバラエティー番組に出演しますが、韓国選手はない。家族サービスで休むのは1、2週間ぐらいで、クリスマスを過ぎたら東南アジアやアメリカで開幕に向けてトレーニングに励む。韓国選手にとってゴルフは生きるか死ぬかの真剣勝負なのです」
韓国選手が大挙して日本ツアーにやってくるのは、賞金が高い、練習環境がいい、ギャラリーのマナーがいいという理由からだ。
「韓国では慰安婦問題、過去の植民地政策、ヘイトスピーチなど日本に対して嫌悪感がある。そんな日本で韓国選手が大金を稼いで、母国の権威を高めていると選手を高く評価している。国を背負って戦っているのも強さにつながっている」(前出の太刀川氏)
賞金を稼ぐプロでありながら、友達感覚で仲良くツアーを転戦している日本選手など韓国選手は眼中にないのだ。