埋まるか長谷部の穴…34歳MF今野がUAE司令塔を止める
日本代表MF長谷部誠が、W杯アジア最終予選UAE戦(日本時間24日午前0時30分キックオフ)から正式に離脱した。国内リーグ戦で両ヒザを痛めた長谷部は、UAE入りしながら痛みが引かず、20日の練習(日本時間午後11時30分開始)を見学した後、報道陣に「ドイツに戻ります。来週には手術を行います」と自ら説明したのである。
その長谷部の代表の立ち位置は「数字」を見ても明白だ。08年以降のW杯最終予選で欠場したのは21試合中、出場停止処分を受けた3試合だけ。指揮官が「彼のいない日本代表は考えられない」と断言するのも当然だろう。しかし、長谷部不在を嘆いていてもラチが明かない。早急に代役を決めないといけない。
「2年ぶりに代表に復帰したG大阪MF今野が代役を務め、C大阪MF山口とペアを組むことになるでしょう。今野の役回りは、長谷部の担当する予定だった、UAEの司令塔MFオマルをマークして自由を与えないこと。チーム最年長の34歳ですが、今野は今季Jリーグで素晴らしいパフォーマンスを披露。守備に関して言えば、長谷部と同レベルのプレーが期待できます。長谷部の穴は最小限に抑えられるでしょう」(現地で取材中のサッカーダイジェスト元編集長・六川亨氏)
合流したばかりの今野は20日、ランニングや体幹トレなど別メニューを消化。山口とペアを組む代役男が、ハリル日本の命運を握っている――。