香川ゴールも惨敗…“テロの標的”ドルトムントの内憂外患
試合が始まると「被害者ドルトムントに不利な判定」が相次いだ。
前半19分のモナコの先制ゴールは、副審が得点者FWムバッペのオフサイドを見逃したから。同35分のドルトムントDFベンダーのオウンゴールは、モナコFWファルカオに足を踏まれて体勢を崩したのが原因だった。
ドルトムントは後半に香川の1ゴール1アシストで2点を返したが、ホームで手痛い敗戦を喫した。「ドルトムントはピッチ内外でトラブルを抱えている」とサッカーライターがこう続ける。
「ドルトムントは今後もテロの脅威に怯えてスタジアム、練習場、合宿地で厳しい警備が必要となる。選手たちはサッカーに集中するのが難しくなり、大きなハンディを背負うことになった。絶対的なエースストライカー流出の危機にも直面している。今季公式戦32点とゴール量産中のFWオーバメヤンは今夏、スペインの名門レアル・マドリード移籍が噂され、今回のテロ事件が移籍を加速させるともっぱらです」
ドルトムント、先行きは完全に不透明――。