復調ドルト香川はCLモナコ戦が代表トップ下定着へ正念場
日本代表MF香川真司(28)が、所属するドルトムント(ドイツ1部)で完全復調ぶりを猛烈アピール。ベンチウオーマーから脱し、先発組に返り咲いた香川は、5試合連続公式戦スタメン出場となった27節のハンブルガーSV戦で1ゴール1アシスト。3-0完勝劇の立役者となったの。
続く28節の強豪バイエルン・ミュンヘン戦(8日)は、体調不良を理由に遠征メンバー外となったが、これは「トゥヘル監督が、11日にホームで迎える欧州CL準々決勝モナコ戦の第1レグ(日本時間12日午前3時45分キックオフ)に照準を合わせて主力を温存した」(サッカーライター)。
実際、香川は主力組のMFヴァイグル、DFピシュチェクとともに居残ったドルトムントでトレーニングメニューを消化した。香川自身も当然、モナコ戦に向けてヤル気満々。欧州最強クラブを決める大舞台で輝きを放てば、日本代表ハリルホジッチ監督に対して大きなアピールになるからだ。
「香川がドルトムントで出場機会を失った際、ハリルは同じトップ下の選手としてC大阪のMF清武を高評価。香川は日本代表から外れかねない状況でしたが、ここにきてハリルの香川への評価が一変。今季J開幕前にスペインから古巣C大阪に出戻った清武が体調を崩したこともあり、3月のW杯最終予選2連戦は香川がトップ下を務め、軽快なプレーを披露して指揮官を喜ばせた。この流れの中、CLで目立った活躍を見せれば、いよいよハリルの信頼も厚くなり、日本代表でのポジションは安泰となる」(サッカージャーナリスト)
香川にとって、CLは正念場である。