7年目の躍進 オリ宮崎祐樹はおっちょこちょいの愛称ゴリ
■ボールやマシンに難癖
普段はめっぽう明るい宴会部長なのに、いったんつまずくと、途端にマイナス思考になり、負のスパイラルに陥るというのだ。
「特にファームに落ちたときなんか、フリー打撃で打ち損じると、いまのはボール球だったからなどと打撃投手のせいにする。揚げ句、ファームで使用するボールやマシンにまで難癖をつけたこともあると聞きました。二軍のボールは劣悪で重たくなっているから飛ばないとかね。もちろん冗談で言っているんでしょうけど」(同)
オリックスは今年、キャンプから打者が意識してケース打撃を行ってきた。
たとえ走者がいなくても、次は1死一塁でヒットエンドラン、1死三塁でスクイズなどと、自ら状況を設定して打撃練習を繰り返した。
この実戦を想定した練習が宮崎にとっては奏功したようで、現時点でうっかりミスやサインの見逃しはなくなったとか。それで今季はイケイケの状態が続いているようだが、いつかはミスもするわけで、そのとき踏ん張ることができるか。