オリ移籍の金田はイチ抜け? 阪神“戦力外予備軍”の焦燥
「オリックスで活躍できるよう頑張りたい」――。阪神によるFAでの糸井獲得に伴い人的補償でオリックス入りした金田和之(26)。入団会見でこう言ったが、人的補償で古巣を去ることになり、本人は複雑な思いもあったようだ。
今季は金本監督が就任し、「超変革」をスローガンに掲げた。若手を積極的に起用し続けたのは、選手の実力を見極めるためでもあった。実際、金本監督のお眼鏡にかなわなかった16選手が引退、戦力外となった。
「金田はさらにふるいにかけられ、プロテクトから外れた。金本監督はこの一年である程度、戦力の目星をつけており、来季はプロテクトしたメンバーを中心に起用選手を絞り込むだろう。一方、プロテクトから外れた選手は、来季の戦力外予備軍といえる。ただでさえ二軍暮らしが長い連中は、使われ方やコーチの接し方に敏感になっている。まして阪神は、鳥谷がプロテクトされたなんて話が出たように外部に情報が漏れやすい。プロテクトから外れたことを知ってか、『来年はヤバイ』と青ざめている選手もいる」(阪神OB)
オリックスに拾われた金田はまだ、いい方なのかもしれない。