手術は4度目…それでもT・ウッズが現役にしがみつく理由
「タイガー・ウッズはもう引退した方がいい」
そんな声が米ゴルフ界で高まっている。
ウッズが4月20日、腰と足の痛みを和らげるために4度目となる腰の手術を受けたと発表した。完治には最低でも6カ月もかかるため、年内の試合出場は望めず、早くても年明けの復帰になる。
結局、2016-17シーズンはファーマーズ・インシュランス(予選落ち)1試合に出場しただけで、獲得賞金ゼロで終わる。
「手術は極端に狭くなった椎間板が神経を刺激するために、ダメージを受けている椎間板を切除し、脊椎を固定する手術を行ったようです。完治したら試合にも出たいと前向きなのですが、この手の手術で全盛期の体を取り戻すことは難しい。スポンサーとの契約で、まだ試合に出場しなければならないのだろうが、プロとしてゴルフを続けるのはもう無理だというのが大方の意見です」(米ゴルフ事情に詳しい吉川英三郎氏)
■まだゴルフができると思わせて…
ウッズは13年WGCブリヂストン招待以来、3シーズンも勝ち星から遠ざかっている。米ツアー79勝は歴代2位であり、メジャー14勝はジャック・ニクラスの18勝まであと4勝に迫っていたが、記録更新はいよいよ難しくなってきた。