全米女子OP予選突破3人のみ 日本人はメジャーVさらに遠く
【全米女子オープン 2日目】
今大会には9人もの日本人選手が出場したが、予選通過は4アンダー6位タイの野村敏京(24)、イーブンパー31位タイの葭葉ルミ(24)、1オーバー41位タイの宮里藍(32)の3人だけ。残り2日あるとはいえ、メジャーは決勝ラウンドになるとピン位置が難しく、グリーンも硬く高速になってスコアが伸びにくい。
野村がトップ10につけるが、8アンダー単独首位のフォン・シャンシャンとは4打差。すでに引退表明の宮里や、第2ラウンドにスコアを崩した葭葉に優勝を期待するのは、酷というものだ。
宮里が20歳で米ツアー参戦を決めた時は、「メジャーに勝つかもしれない」と誰もがワクワクしたはず。若くて、国内ですでに12勝(アマ含む)と勢いがあったからだ。
しかし米ツアー参戦12年間で9勝を挙げ、世界ランク1位に立つも、メジャータイトルには手が届かなかった。今では「ダメだったか」と落胆するファンのほうが多い。
日本女子プロのメジャー優勝は1977年全米女子プロの樋口久子だけ。それから40年たって誰ひとりも勝っていない。