全英OP14位の松山「切り替えられず」 1番OBから意気消沈
1番は打ち直しの3打目はフェアウエーをとらえるも、4打目がポットバンカーにつかまり、次打はピンを4メートルもオーバーして5オン。ダブルボギーパットはカップ半周して決まらずにトリプルボギー発進。順位も一気に12位まで落ちた。たった1ホールで優勝の目がなくなり、松山の表情から生気が消えた。
田原紘プロがこう解説する。
「1番のティーショットはちょっと体が浮いて、ダウンスイングの軌道がスライスに入った。運も悪く左からの風に乗ってOBまで持っていかれてしまった。それに4メートルのダブルボギーパットが決まらずに、予想外の出来事が重なりダメージが大きかったと思う。松山はスプーンに絶対の自信を持っており、あそこまで曲がるとは考えられなかっただろう。ゴルフは何が起こるか分からない怖さを痛感したはずだ。今回はゲーム展開が悪いほうに流れたが、それもいい経験であり次に生きてくるでしょう」
■ショット不安定
アウトは8番で3.5メートルを決めて2アンダーでターン。後半は11、12番の連続ボギーでイーブンパー。15番、17番のパー5でバーディーを決め通算2アンダー14位だった。