U18の結果が進学後押し? 悩む清宮にスカウト陣ヒヤヒヤ

公開日: 更新日:

 その清宮は5日のオランダ戦に「4番・一塁」で出場。味方打線が相手の先発右腕ブレークを打ちあぐねる中、五回の第2打席。外角直球を左中間に流し打ってチーム初安打となる二塁打。1日のメキシコ戦の第2打席で左前打を放って以来、3試合ぶりに快音が響いた。

 もっとも、高校通算109本塁打をマークした本来の打撃からは依然として程遠い様子。二回の第1打席はフルカウントから外角低めの変化球に手が出ず、見逃し三振。九回無死二塁の好機では低めの直球をすくい上げるようにして捉えたが、打球は失速。右飛に倒れた。

 不振から抜け出そうと、この日は走り込んで、あえて下半身に張りをつくって試合に臨んだ。清宮は「自分らしい打球。だんだん合ってきている。いい感じでボールも見られていた」と話したが、果たして……。

 試合は六回、相手投手の暴投などで2点を奪って逆転。八回に1番藤原(大阪桐蔭)の左前適時打で突き放した。六回から救援した田浦(秀岳館)が締め、日本は3勝1敗でスーパーラウンド進出を決めた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動