U18の結果が進学後押し? 悩む清宮にスカウト陣ヒヤヒヤ
その清宮は5日のオランダ戦に「4番・一塁」で出場。味方打線が相手の先発右腕ブレークを打ちあぐねる中、五回の第2打席。外角直球を左中間に流し打ってチーム初安打となる二塁打。1日のメキシコ戦の第2打席で左前打を放って以来、3試合ぶりに快音が響いた。
もっとも、高校通算109本塁打をマークした本来の打撃からは依然として程遠い様子。二回の第1打席はフルカウントから外角低めの変化球に手が出ず、見逃し三振。九回無死二塁の好機では低めの直球をすくい上げるようにして捉えたが、打球は失速。右飛に倒れた。
不振から抜け出そうと、この日は走り込んで、あえて下半身に張りをつくって試合に臨んだ。清宮は「自分らしい打球。だんだん合ってきている。いい感じでボールも見られていた」と話したが、果たして……。
試合は六回、相手投手の暴投などで2点を奪って逆転。八回に1番藤原(大阪桐蔭)の左前適時打で突き放した。六回から救援した田浦(秀岳館)が締め、日本は3勝1敗でスーパーラウンド進出を決めた。