PO最終戦直前 松山英樹も気づかない“体の異変”をプロ指摘
【ツアー選手権】
プレーオフ最終戦のツアー選手権に勝てば、ポイントランク上位選手の成績次第では年間王者のチャンスが残されている松山英樹(25)。
だが、プレーオフに入ってから初戦予選落ち、2戦目23位、3戦目47位と調子が上向かず、シーズン終了後のポイントランク1位から今では7位に陥落。今大会優勝予想でも18番手とすっかり評価を落としてしまった。
「本人は気が張っているから気付いていないかもしれないが、目に見えない疲労から下半身の動きにシャープさが失われています」と指摘するのは田原紘プロだ。
「WGC―BS招待に勝った反動もあります。勝った時は気持ちが高揚して疲れを感じない。もっと戦いたいと前向きになる。その勢いで全米プロは最終日の10番バーディーで単独トップに立ち、メジャー優勝に最も近づいた。ところが11番でフェアウエーから残り151ヤードという絶好の状況でグリーンを外してから3連続ボギー。あっけなく終わってしまった。その敗戦にどっと疲れが出て、プレーオフまで引きずっている」