日本代表vs韓国代表 もはやライバルとは呼べない関係に
サッカー日本代表にとって「永遠のライバル」と称されるのが韓国代表だ。対戦数は74回とどの相手よりも多い。通算成績は13勝38敗(23分け)ながら、Jリーグ発足後に限れば7勝7敗(10分け)と互角。確かにライバルと呼ぶにふさわしい間柄である。
そんな関係も、最近は変わってきた。韓国の劣化が激しいのだ。先日発表された最新のFIFAランキングは62位。中国にも初めて抜かれ、アジア5位に転落した。
ワールドカップ・ロシア大会の予選は辛くも勝ち抜いたが、最後の2試合はスコアレスドロー。その後の親善試合は2試合で7失点。「韓国サッカーは死亡した」という横断幕で申台龍監督に猛抗議するサポーターの姿も報じられた。
日本にとって韓国は、もはやライバルではないのだろうか。スポーツライターの加部究氏は、「確かに韓国代表は迷走していますね。予選の途中でウリ・シュティーリケ監督を解任したものの、後任の申監督も結果を残せていない。一人一人の能力は髙いのに代表チームとなるとまとまらない。欧州のほか、日本、中国、中東のチームで活躍する海外組が多く、顔を合わせる機会が限られるので、チームとして熟成させるのが難しいのでしょう」と分析する。