W杯決めハリル“増上慢”に 選手との間に微妙なスキマ風が

公開日: 更新日:

 ハリルホジッチ監督率いる日本代表は6日のニュージーランド戦、10日のハイチ戦と国内でテストマッチをこなし、11月には欧州遠征に出かけてブラジル、ベルギーの強豪と対戦する。そして12月1日のロシアW杯組み合わせ抽選会を挟んで同8日、国内組の“最終選考”となる「東アジアE―1大会」(北朝鮮、中国、韓国が参加)が開幕する。ロシアW杯出場メンバーのサバイバルレースが本格化するのだ。

 もっとも指揮官と代表選手との間に何ともイヤ~な感じのスキマ風が吹いているという。

「ロシアW杯出場を決めたハリルさんが、増上慢になって『確固たる持論がある。それに従ったらW杯本大会でも勝てる』と豪語するたびに代表スタッフ、選手、Jクラブの指導者から『大丈夫なのか?』と不安視する声が噴出している」(マスコミ関係者)のである。

 10月の代表2連戦メンバーの発表日。日本サッカー協会(JFA)内の会見場でハリルホジッチ監督は約20分、ひたすら持論をまくしたてた。

「日本では、指導者やメディアから『ポゼッション』(ボール支配率)という言葉をよく聞く。ポゼッションが高ければ勝てる、というのは間違っている。欧州CLのパリSGVSバイエルン・ミュンヘン戦(9月27日)のポゼッション率はパリSGの37・6%にバイエルンは62・4%だった。パス総数はパリSG368本にバイエルン568本。CKはパリSG1本にバイエルン18本だった。しかし試合はパリSGが3―0で勝った。パリSGが上回った数字があったからだ。(フランス語で決闘を意味する)デュエル(1対1の攻防)の成功率はパリSGの57・4%にバイエルンは42・6%。ポゼッションには意味がない」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇