ベルギーに惜敗で欧州遠征2連敗 “指揮官”ハリルに疑問符
欧州遠征の初戦ブラジル代表戦(10日)が1―3の完敗に終わったハリルホジッチ日本代表。リールからベルギーに移動して14日、ベルギー代表と対戦した(日本時間15日早朝キックオフ)。
世界ランク5位の強豪ベルギー代表のストロングポイントは、間違いなく「攻撃力」である。
18年ロシアW杯の欧州予選では、H組を9勝1分けと無敗で1位突破を決め、10試合で奪ったゴールは43を数える(失点6)。そんな超攻撃的なチームを相手に「日本守備陣がどこまでしぶとく守れるか?」。ブラジル戦を含め、これが欧州遠征のテーマでもある。
日本は試合開始と同時に前線から果敢にプレスをかけ、アンカーの山口蛍(27=C大阪)、インサイドMFの井手口陽介(21=G大阪)と長沢和輝(25=浦和)が、左右両SBと連係を取りながら、相手選手を挟み込むなどしてベルギーの攻撃の芽を摘んでいった。
「ベルギーの『パスを丁寧につなぐ』スタイルにも日本は助けられました」と現地取材中の元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏が続ける。