貴ノ岩の“心の傷”主張 貴乃花親方「再入院」画策の裏事情

公開日: 更新日:

■執行部への揺さぶり

 今回の騒動で明らかになった貴乃花親方の言動からは、ひとつの意図を感じざるを得ない。それは騒ぎを極力、大きくしたいということだ。

 巡業部長でありながら協会より先に鳥取県警に被害届を提出したのも、民事訴訟などの法的手段を検討しているのも、書いた医師が後に仰天することになる診断書を提出したのも、そして今回、弟子の再入院を検討しているらしいことも、それが目的だと考えれば納得がいく。

「騒ぎが大きくなればなるほど、相撲協会の現体制に与えるダメージも大きくなる。貴乃花親方はそれを狙っているのさ」と、さる親方がこう続ける。

「協会に提出された診断書が大げさだということが判明しただけに、外傷だけではない、暴行によって生じた心の傷も大きいと印象付けたいのではないか。精神的なダメージで入院中となれば、協会の聴取にも影響が出るかもしれない。精神的に不安定では聴取に応じづらいし、結果として口封じにもなるからね。貴乃花親方は2016年3月の理事長選で八角現理事長と、亡くなった北の湖前理事長の跡目を争って敗れた。次の選挙が来年3月に近づいた時期に起こった今回の騒動を利用、協会執行部を揺さぶろうとソロバンをはじいているんだろう」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭