日馬富士騒動 きっかけは貴ノ岩の「彼女からのメール」

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 暴行事件の陰に女あり――大相撲の横綱日馬富士貴ノ岩に暴行を加えるきっかけが、貴ノ岩のスマホに届いた女性からのメールだったことが、日本相撲協会関係者への取材で分かったと、20日の日刊スポーツが報じた。

 暴行事件があった10月25日夜、日馬富士らは鳥取の地元後援会関係者らと会食。その席で横綱白鵬が貴ノ岩の日頃の生活態度を注意している最中に、貴ノ岩のスマホにメールが届き、貴ノ岩がスマホを操作し始めた。

「誰からだ?」と聞くと、貴ノ岩が「彼女です」と答えた。これに日馬富士が激高し、カラオケのマイクや素手で貴ノ岩の頭などを数回殴打したという。

 相撲協会が19日に行った事情聴取にも、日馬富士は暴行は認めたが、ビール瓶で殴ったことは否定した。

 一方、相撲協会は12月3日から始まる冬巡業に、巡業部長で貴ノ岩の師匠の貴乃花親方と玉ノ井巡業副部長(元大関栃東)を帯同しない方向で検討しているという。

 貴乃花親方は巡業中の力士を管理する立場にある。しかし、暴行事件を相撲協会に報告しないまま、事件の4日後に貴ノ岩の診断書とともに鳥取県警に被害届を提出。県警から連絡を受けた相撲協会からの問い合わせにも「よく分からない」などと曖昧な返事をした。

 相撲協会は、貴乃花親方のこうした不可解な行動が事件の全容解明に非協力的であり、巡業部長の職にふさわしくないと判断したとみられる。

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