FC東京への不満吐露 FW大久保嘉人にJの古巣が熱視線
終盤戦を迎えたJリーグ。今オフの移籍市場の目玉といわれるのが、FC東京所属のFW大久保嘉人(35)である。
川崎時代の2013~15年にJ史上初の3シーズン連続得点王となり、16年オフに鳴り物入りでFC東京に移籍した。
しかし新天地で迎えた17年シーズンは開幕当初からパッとせず、ここまで8ゴールで得点ランクは16位タイ。チームも12位(18チーム)に低迷している。シーズン半ばごろから「大久保は『オレを生かすようなサッカーをやってくれない。選手に覇気がなさ過ぎる』と不満を漏らしている」(マスコミ関係者)といわれており、今シーズン終了後に「移籍志願を口にする」ともっぱらだった。
「いやいや大久保の移籍話は着々と進んでいますよ」と話すのは、テレビ局の関係者である。
「FC東京の立石GMは長崎・国見高のOBで大久保の先輩に当たる。大久保が川崎で2回目の得点王になった14年オフから『ウチに来てくれ』とオファーを出し続けていた間柄ですが、今シーズン限りでFC東京を退任して欧州クラブに転身するといわれている。大久保にしてみたら、FC移籍をお膳立てしてくれた先輩がいなくなることで出て行きやすい環境になった。あと2年くらいはフィジカル的にも一線級ストライカーの地位を維持できると評価は高く、主力FWの海外移籍が噂になっているC大阪、オフの大型補強を狙っている金満クラブの神戸が、大久保に2年契約を持ち掛けているようです」(前出のテレビ局関係者)