今季最終戦で2位Tも…石川遼の米ツアー復帰は“茨の道”
【カシオワールドオープン 最終日】
自身の最終戦となった今大会は2位タイと見せ場をつくった石川遼(26=写真)。米ツアーのシード権を失った来季は下部ツアー(ウェブドットコムツアー)の開幕戦(1月8~11日・バハマ)から出場する予定だ。「それまでは国内で練習する。試合は全部出ようかなと思っています」と言ったが、米ツアーへの返り咲きは容易ではない。
下部ツアー全26試合で、賞金ランク25位以内に入れば、翌年の米ツアーのシード権が得られる。賞金が安いだけに、目安といわれる18万ドル前後を稼ぐには1度は優勝が欲しいが、下部ツアーといっても、飛ばし屋や小技上手は数知れず。上位争いは簡単ではない。
25位以内から漏れても、75位以内なら下部ツアーのファイナルシリーズ(4試合)に進める。そこには、米ツアーのシードを逃したフェデックスカップランク126位から200位までの選手も参戦。計150人が4試合のみの獲得賞金で最後のシード25枠を争う(下部ツアー上位25位以内を除く)。
石川は「日本ツアーにも出場したい」とは言ったものの、おそらくそんな余裕はないだろう。