ポルトガル代表ロナウド 空中で止まって見える強靱の肉体
欧州CL決勝でリバプールを倒し、史上初の3大会連続13度目の優勝を果たしたスペインの名門レアル・マドリード。
大黒柱FWクリスティアーノ・ロナウドは、CL決勝こそ無得点に終わったが、今季CL通算15ゴールで得点王。バルセロナのFWメッシと並び、世界最高峰ストライカーであることをきっちりと証明してみせた。
そのメッシには「なくて」、C・ロナに「あるもの」は何だろう?
まずは「圧倒的にパワフルなシュート力」。利き足ではない左足でも破壊力満点のシュートが打てるし、その中でも「遠い距離からのシュート」は大きな武器だ。
日頃から「どっちが優秀か?」とメッシと比較されることの多いC・ロナだが、このロングシュートのパワフルさは世界一と言っていい。
さらにヘディングシュートの力強いこと。生来の強靱なフィジカルのおかげであるが、トレーニングの成果も見逃せない。
たとえばヘディングシュートのときの空中姿勢である。ジャンプして最高到達点に達した際、まるで止まっているように見えることがあるが、あの体勢を維持するためには、厳しい筋トレを自分に課し、こまやかな注意を払って体調管理に努める必要がある。C・ロナも33歳。集大成としてロシアでスーパーゴールを見せてほしいものである。