著者のコラム一覧
鈴木良平サッカー解説者

1949年6月12日生まれ。東京都世田谷区出身。東海大卒業後の73年、ドイツの名門ボルシアMGにコーチ留学。名将バイスバイラーの薫陶を受け、最上級ライセンスのS級ライセンスを日本人として初取得。84-85年シーズンのドイツ1部ビーレフェルトのヘッドコーチ兼ユース監督。なでしこジャパン初代専任監督。98年福岡ヘッドコーチ。

ブラジル代表ネイマール 個人技に走っても不満は出ない

公開日: 更新日:

 ブラジルの絶対的エースであるFWネイマールが、才能をフルに発揮したら――。ロシアW杯は「ネイマールの大会」と呼ばれるだろう。 

 ハイレベルなテクニック、スピード、意外性のあるフェイント、鋭いドリブル突破力、精度の高いシュート力……。アタッカーに求められる能力のすべてを有している選手と言っていい。

 2月に26歳となり、フィジカルの成長も目覚ましい。4年前の母国開催W杯のときと比べると要所に筋肉がガッチリとつき、所属する仏リーグでもコンタクトプレーで負けるシーンは激減。 

 これまでのように「アイデアあふれるプレーをこれ見よがしに披露しないと気が済まない」ケースも影をひそめた。

 もちろん、複数の相手に囲まれると逆に「抜き去ってシュートに持ち込んでやる」と言わんばかりの自己中心的なプレーが見られなくなったわけではないし、厳しいマークでボールをロストすることもある。しかし、その局面を抜け出してネイマールがゴールに向かった瞬間、ブラジルは数的優位の局面を作り出すことになり、ゴールの可能性は一気に高まる。

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