土壇場で決勝弾 イングランド主将ケーンは得点王争い候補
久方ぶりにイングランドに出現した万能型タイプのストライカーだ。
トットナムのレギュラーに定着した2014―15年シーズンに21ゴール。翌シーズンから25、29と増やして17―18年シーズンには、30の大台に乗せた。
15年3月に代表デビューを果たし、それから3年3カ月後のロシアW杯には、代表主将としてプレーすることになった。
「利き足は右だが、左右両足で同レベルの強烈シュートが放てるし、ヘディングの破壊力も凄まじい。この日の2ゴールで分かるように相手ゴール前でのポジショニングの妙も光る。スピードもあるし、恵まれたフィジカルでDFをなぎ倒すように突破していくのも持ち味。今大会必見の点取り屋です」(現地取材中の元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏)
スペイン戦で3得点荒稼ぎのポルトガルFWのC・ロナウドとの得点王争いも見ものである。