香川真司と因縁 ベルギー決勝弾FWヤヌザイに“覚醒”の兆し
しかし、その後、ヤヌザイは伸び悩み、レギュラー争いから脱落。15―16シーズンにはドルトムントへレンタル移籍に出され、再び香川とポジション争いをすることに。だが、かねて指摘されていた練習態度の悪さや素行不良が問題視され、リーグ戦6試合に出場しただけで返却が決定。その後もレンタル移籍を繰り返し、昨シーズンはスペインリーグのRソシエダに完全移籍したが、目立った活躍は見られなかった。
「ヤヌザイはベルギーで生まれましたが、父親が旧ユーゴスラビア出身だったことでコソボやアルバニアにもルーツを持ち、ベルギー以外にも6カ国の代表でプレーする選択肢があった。最終的にベルギー代表を選んだ時は当時のビルモッツ監督が大喜びするほど期待されていた。しかし、若くしてチヤホヤされたことで勘違い。豊かな才能を持て余しています」(サッカー記者)
W杯初ゴールを挙げたことで、かつてのスター候補が日本戦で“再生”するか――。