香川真司と因縁 ベルギー決勝弾FWヤヌザイに“覚醒”の兆し
香川との因縁対決が見られるかもしれない。
ともにここまで2勝を挙げて決勝トーナメント進出を決めていたベルギーとイングランド。両チームとも主力を温存して先発メンバー9人を入れ替えて臨んだ試合は、ベルギーがFWヤヌザイ(23=Rソシエダード)のゴールで勝利した。
0―0で迎えた後半6分、中央からのパスをペナルティーエリアの右角で受けると、詰めてきた相手DFをフェイントでかわして素早く左足を一閃。カーブのかかったボールをゴール左に突き刺した。
結局、そのままベルギーが逃げ切り、G組1位通過が決定。決勝トーナメント1回戦で日本と対戦する。
勝利の立役者となったヤヌザイは、香川との因縁が深い。16歳の時に英プレミアリーグのトップクラブであるマンチェスターUに加入。18歳で初めてスタメン起用された試合で2ゴールを挙げる衝撃的な活躍を見せ、一躍、若手スター候補に躍り出た。当時、同クラブに所属していた香川とポジションを争う形になり、結局、香川は古巣の独ブンデスリーガ・ドルトムントに出戻った。