9月の過密日程より心配 阪神が抱える“ロサリオ・大山問題”

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■ウエスタンでは活躍するも…

 昨年4番も打った大山も今季は苦しんでいる。「その一因は金本監督にもある」と、在阪テレビの関係者が声を潜めてこう語る。

「監督は、自分の現役時代のようにボールをギリギリまで呼び込んで軸足の上で腰を回す打ち方を選手に教える。これにマッチしたのが糸原ですが、柔軟なフォームで、前でボールをさばく大山には合わないようです。昨年とは打撃フォームが変わってしまい、タイミングがうまく取れなくなった。しかも、結果を出さなければスタメン落ちどころか、二軍に落とされる。ヒット欲しさから右方向にばかり打つようになった」

 それでも結果が伴えばともかく、6月22日に抹消されるまで打率・204と低迷した。

「監督が打撃フォームを強制するのはいかがなものか、という声はOBからも聞かれます」(前出の関係者)

 この日阪神の若手一軍はウエスタン・リーグの中日戦(鳴尾浜)に出場。大山は左翼へソロ弾を放ち、6月29日以来の実戦となったロサリオも2安打したが、相手は二軍。この2人が深刻な不振から脱する時期は、まだ読めない。

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