オファーなければ引退も 村田修一に“拾う神”は現れるのか
「打撃も守備も、普通に動けているとの報告を受けている」
昨年限りで巨人を退団したBCリーグ栃木の村田修一(37)について、セ・リーグの球団幹部がこう言った。
3日現在、32試合に出場し、打率・356、6本塁打、32打点。主に三塁を守っている。「5月に右太もも裏をケガしたが、今は問題ない。能力がガクンと落ちている感じではないし、戦力になり得る。複数の球団が視察をしている」とは、冒頭の球団幹部だ。
もっとも、巨人退団直後は打撃、守備に関しては評価されていたにもかかわらず、どの球団も獲得に乗り出さなかった。村田が残り135本に迫る2000安打へのこだわりがあるなど、「起用法によっては不満分子になりかねない」(パ球団編成)と懸念されていたからだ。
12球団が新たに選手を獲得できるのは、7月31日まで(ウエーバー公示選手を除く)。村田自身、期限までに手を挙げる球団がなければ、今季限りで引退する可能性があるといわれる。「拾う神」は現れるのか。
「獲得する可能性があるのは3球団。阪神、中日、そしてオリックスです」