9月の過密日程より心配 阪神が抱える“ロサリオ・大山問題”
西日本豪雨は広島県内全域で甚大な被害をもたらしたことで、9日からの広島―阪神3連戦は中止。前半戦だけで15試合が延びた阪神は、9月の超過密日程が懸念されているが、逆転優勝を狙う阪神にとってそれ以上に頭が痛いのは、この2人の不振だ。
まずは、48試合、打率・230、4本塁打、22打点と期待を裏切っているロサリオだ。
開幕から4番を任された新助っ人は外角の変化球がまったく打てず、6月3日に登録抹消。今は矢野二軍監督から「外のボールになる変化球は捨てろ」と、一から日本の野球を教え込まれている。だが、「フォームに悪い癖はなく、真面目で研究熱心。日本の配球に慣れたらホームランを量産する」とみていたあるOBは、「最近は様子がおかしい」と、こう言うのだ。
「球団が緊急補強したナバーロが、6月29日のヤクルト戦で来日初打席初ヒットを打った。するとロサリオは腰の張りを訴えて翌日のオリックス戦から欠場した。自分の代わりに起用されたナバーロの活躍が面白くなかったようで、記者たちはサボりとみている。日本の投手が打てないことや二軍暮らしがこたえていて、一軍昇格はかなり遅れるかもしれない」