著者のコラム一覧
小野俊哉ノンフィクション作家

1961年岡山出身。スポーツ・アクセス㈲取締役社長。早大理工学部卒、味の素、住友金属工業を経て、03年同社設立。プロ野球、メジャーリーグの記録を分析、評論し各メディアやメジャー球団に情報を提供している。

セ3連覇濃厚の広島はV9時代の巨人に酷似している

公開日: 更新日:

 DeNAは昨年、日本シリーズに進出しているが、今季は初回マイナス27点のリーグワースト。しかも、七回まですべてのイニングでマイナスでは最下位転落も致し方ない。V9戦士である高田GMは、さぞ頭が痛いだろう。

 一~三回序盤の得失点差についても考察すると、広島の+63点に対し、他にプラスを確保しているのは巨人だけだが、+11点は広島の6分の1。他4球団はマイナスだ。

 広島は三回までにリードすると41勝8敗1分けの勝率.837。V9巨人の413勝84敗10分けの.831に酷似している。4番鈴木誠也の活躍が攻撃力の源であり、一~三回成績が打率4割(.411)を突破し、出塁率なら実に5割以上(.508)。14本塁打で本塁打率は8.0(8打数で1本塁打)は、かつて王貞治がV9最終年73年に51本塁打し、初の三冠王を手中にしたときの8.4より優れている。脅威のほどが分かるだろう。

 巨人の今季4番は6月から岡本和真が務めるが、一~三回が打率.262と3割に届かず平凡。4本塁打の本塁打率が21.0では巨人が序盤の得点能力に乏しいのも当然だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  2. 2

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 3

    中森明菜が16年ぶりライブ復活! “昭和最高の歌姫”がSNSに飛び交う「別人説」を一蹴する日

  4. 4

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  5. 5

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  1. 6

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  2. 7

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  3. 8

    雑念だらけだった初の甲子園 星稜・松井秀喜の弾丸ライナー弾にPLナインは絶句した

  4. 9

    「キリンビール晴れ風」1ケースを10人にプレゼント

  5. 10

    オリックス 勝てば勝つほど中嶋聡前監督の株上昇…主力が次々離脱しても首位独走